豊かなセカンドライフの基本は健康な体。
健康長寿の最大の敵は寒さなので、
長い時間を過ごす住まいが高気密高断熱のあたたかい住宅であれば、
健康を脅かすリスクを減らすことができる。
そこで今回は、高気密高断熱住宅に暮らすことで特に改善される可能性が高い
血圧について解説していく。

 

寒い家に暮らし続けると、高血圧のリスクは上がる!
人間は気温が低いところにいると血管がキュッと縮み、血の流れが悪くなるため血圧が上がる。
一般的に、夏より冬に血圧が高くなるのはそのためだ。
もちろん室内でも同じことが言える。
高知県梼原町で医学と建築学の専門家が行った調査によると、
70歳代のある男性の場合、室温5℃の自宅では血圧が164mmHgだったのに対し、
室温17℃の高断熱住宅では132mmHgだったという結果が出ている。

また同じ町で2002年から2013年にかけて、町民1015人の追跡調査を実施。
午前0時の室温が平均18℃未満の寒い家に住んでいる人は、
平均室温18℃以上のあたたかい家に住んでいる人に比べて、
10年後の高血圧発症率が約6倍という、驚きの調査結果も出ているのだ。

 

高断熱住宅は、降圧剤より効果的!?
さらに別な調査では、自宅を断熱改修する前、起床後の血圧上昇が強く見られた人が、
断熱改修後、改善されたという報告もある。

特に断熱改修により温度改善が大きいケースでは、大幅に血圧が改善されている。

 

つまり高断熱住宅に暮らすことで、血圧が改善されることが数値的にも実証されつつあるのだ。
年を重ねるごとに、長い時間を過ごすことになる家。
その家をあたたかい高気密高断熱住宅にすることが、
あなたが今悩まされている血圧を下げることにつながり、
豊かなセカンドライフに一歩近付くかもしれないのだ。

 

次回は、今回ピックアップした「血圧」が関係してくる「家庭内事故死」についての話。
「交通事故死」よりも多いという「家庭内事故死」の実態に迫る。

次回交通事故死の約3倍! 本当は怖い家庭内事故死と寒さの関係